Figmaって何?
Figmaは、最も注目とシェアを集めているUIデザインツールです。
WEBサイトのデザインやアプリのUIデザインに使用されます。
リリース初期の環境で、主に使われていたPhotoshopやSketch、程なく登場したAdobe XDなどと比べて、デスクトップアプリだけではなく、ブラウザでもデザイン制作が可能な点で革新的でした。
UIデザインツールを取り巻く環境も日々変化していますが、2023年のAdobe社の買収計画の断念以降、一気にAdobe XDからFigmaへのユーザー移行が加速しました。
- 2016年9月
Figma正式リリース - 2017年10月
Adobe XD正式リリース - 2022年7月
Figma日本語版がリリース - 2022年9月
Adobe社がFigmaを買収計画を発表 - 2023年12月
Adobe社が買収計画を断念(独占禁止法の観点からイギリスとEUの規制当局の承認を得ることができなかったことが主な理由とされた) - 2023年1月
Adobe XDの今後の開発を停止
今のところ、Figma一強と言っても過言ではありませんね。
Figmaの特徴と機能
現在も制作の現場で導入が進み、人気の高まっているFigma。
その人気の理由として、Figmaの豊富な機能はもちろんのこと、デザイナーだけでなくさまざまな役割の担当者とコラボレーションがしやすい点があげられます。
Figmaの特徴的な機能をざっとご紹介します。
- リアルタイムで共同編集
複数のデザイナー、エンジニア、ディレクターが同時にデザインを確認・編集できます。 - デザイン機能
コンポーネントなどを活用してより効率的にデザインができます。 - ライブラリ機能
複数のデザイナーが同じプロジェクトに取り組む際、共通するスタイルやパーツをまとめたライブラリを参照することで、一貫性のあるデザインができます。 - プロトタイピング機能
実際に画面がどのように遷移するのか設定し、検証することができます。 - 共有・コメント機能
メンバーやクライアントへの共有が簡単で、フィードバックを直接コメントできるなど、円滑にコラボレーションすることができます。 - 実装との連携
エンジニアがデザイン仕様を確認したり、設計次第で実装に使えるコードを生成できます。
デザイナーだけでなく、エンジニア、ディレクター、クライアントなどが、Figmaの機能を通して制作や開発に関わりやすくなり、より生産的なチーム開発の仕組みが構築できます。
Figmaと他ツールの比較
どのツールでも工夫次第でUIデザイン・WEBデザインに使用できますが、それぞれ得意分野が違うため、用途に応じて使い分けることが重要です。
ということで今回は、Figmaの概要と特徴についてご紹介しました。